Googleによる、ジャーナリズムのデジタル改革支援が進む【Newsletter Daily Edition】5/11号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。ClubhouseのAndroid版がついに米国でスタートしました。ブームが落ち着いてiOS版のダウンロード数が激減しているだけでなく、ライバルであるTwitterのSpacesが先行して正式リリースされています。ここから巻き返しでき…

特集 ニュースレター
Googleによる、ジャーナリズムのデジタル改革支援が進む【Newsletter Daily Edition】5/11号

おはようございます、Media Innovationの多賀です。ClubhouseのAndroid版がついに米国でスタートしました。ブームが落ち着いてiOS版のダウンロード数が激減しているだけでなく、ライバルであるTwitterのSpacesが先行して正式リリースされています。ここから巻き返しできるでしょうか。

「Media Innovation Newsletter Daily Edition」では毎朝、メディア関係者必読のニュースや、Media Innovationに掲載されたオススメ記事を紹介していきます。

5月11日の注目記事チェック

まずはMI編集部員が見つけたメディア関係の注目記事をご紹介します。

インターネットから「ギフト」を受け取るには?——Google News Labでの活動 (Media×Tech)

ジャーナリストのデジタル活用を支援する組織 Google News Lab (GNL)のティーチング・フェローを務める古田氏による記事です。2019年の「新聞協会賞」を受賞した秋田魁新報の記事でも大きな役割を果たしたというデジタル取材。デジタル世界における情報の氾濫が指摘されるなか、ジャーナリズムのDXの必要性は以前から叫ばれているものの、デジタル情報を活用した取材や発信、仕組みづくりに苦労する報道機関は依然として多く存在します。この記事では、NGLの活動内容や、デジタル改革の重要性が紹介されています。

最近では、Google News Initiative (GNI)がローカルニュースを支援するプロジェクトもスタートしています(関連記事はこちら)。

批評家からの反発を受けながらも、Instagramがキッズバージョンを開発中 (Bloomberg 英文)

Instagramは規約上、13歳以上に利用が限られていますが、それはトラブルに巻き込まれたり、ソーシャルメディア依存症に陥ったりしていまうことを危惧してのこと。しかし、過去に「Messenger Kids」をリリースするなど、子ども向けバージョンに力を入れるフェイスブックは、「Instagram Youth」と呼ばれる子供向けのアプリを開発中のようです。報道によれば、このアプリにはペアレンタルコントロール機能が搭載されるものの、通常のInstagramとほぼ同等の機能が提供されるとのこと。

ティーンエイジャーのユーザーの中にも、SNSを取り巻く人間関係や、それに付随する精神疾患などに苦しむ人が多くいることが指摘・批判されるなか、それらの問題をクリアすることができるのでしょうか。

Facebook の信頼構築に勤しむ、C・キャンベル氏の仕事:「常にまっすぐな人」 (DIGIDAY)

欧州の家電見本市「IFA 2021」リアル開催へ 「業界に新たな勢いと弾みもたらす」 (ITMedia)

2021年のアドテクとマーテックに関する6つの予測と傾向 (ExchangeWire Japan)

TikTokが開発者向け新ツールの提供開始、サードパーティーアプリの統合を拡大 (TechCrunch)

アップルが待望の「ハイレゾ」ストリーミング開始の見通し (Forbes Japan)

5月11日のMIオススメ記事

ここからはMIに掲載された記事を紹介します。

Piano、サブスクリプション戦略のためのベンチマークレポート第一弾を発表・・・無料トライアル実施は減少傾向、休眠顧客は平均で40%【会員限定】

デジタルコンテンツの関するソリューションを提供するPianoによる調査結果が発表されました。メディアのサブスクリプション戦略において、いかにエンゲージメントを高め、ユーザーを維持し続けるかということは最重要課題です。調査によって、メディアのアプローチの違いによる興味深いユーザーのアクセス習慣が明らかになりました。例えば、無料トライアルと割引された有料トライアルでは、その後の継続率に大きな違いがあるそう。こういったデータをもとに、効果的なサブスク戦略を練ることができるかどうかがカギになっています。

スポーツ報道における新型コロナウイルスの影響、アクセス制限は何をもたらすか?【会員限定】

あるスポーツ報道記者は、選手たちへの取材がオンラインに移行することで、外部による取材が規制され、ジャーナリズムの公平性が損なわれるのではないかと危惧します。実況・解説でも同様に、現場でのみ得られる熱や臨場感が失われてしまうかもしれません。パンデミックを機にオンライン化が進むスポーツ報道は、この先どうなっていくのでしょうか。

ニュースパブリッシャーがサブスクユーザー引き留めのためにすべきこと・・・解約間際のユーザー特定と加入初期のオファーがカギ【会員限定】

ニールセン、ポッドキャスト広告の効果測定をリアルタイムで行う新ソリューションを発表【会員限定】

Clubhouse、Android版ベータテストを米国で開始

ツイッター、「世界報道自由デー」でローカルジャーナリズムを支援するキャンペーン

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本日はここまでです。今日も一日頑張っていきましょう!

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《Hideaki Taga》

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