英ガーディアンが発行部数を非公開へ・・・デジタル戦略で複雑化する新聞の評価指標

英大手日刊紙「ガーディアン(The Guardian)」と、その日曜版である「オブザーバー(The Observer)」は、英国のメディア業界向け調査機関ABCが調査する発行部数データを一般非公開とすることを決定しました。プレス・ガゼット(Press Gazette)が報じています。今後は…

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英ガーディアンが発行部数を非公開へ・・・デジタル戦略で複雑化する新聞の評価指標

英大手日刊紙「ガーディアン(The Guardian)」と、その日曜版である「オブザーバー(The Observer)」は、英国のメディア業界向け調査機関ABCが調査する発行部数データを一般非公開とすることを決定しました。プレス・ガゼット(Press Gazette)が報じています。今後は、広告代理店のみがデータにアクセスすることが可能となります。

ABCは昨年5月、全国紙の月次発行部数レポートの作成を中止しました。理由は「月次発行部数レポートが、発行部数減少をネガティブに報じることを刺激すると出版社が懸念している」こと。多くの出版社が多様なデジタル戦略を打ち出しているなか、紙の発行部数は出版社の戦略を読み解く上で重要な指標ではないと判断されたということになります。

紙の新聞の発行部数は10年間で6割減も、デジタルは好調


《Hideaki Taga》

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