Spotify、”映像付きポッドキャスト”をより多くのクリエイターが配信可能に

10月21日、Spotifyは既に開始しているビデオポッドキャストの提供範囲の拡大を発表しました。今後、より多くのクリエイターが、ポッドキャスト制作プラットフォーム Anchorを通じてビデオポッドキャストを配信できるようになるとのことです。

これまでのビデオポッドキャスト

ビデオポッドキャストはSpotifyが7月に発表した新形式のコンテンツです。オーディオコンテンツを主体とするSpotifyにとっての新たな試みであり、ポッドキャストクリエイターとオーディエンスの関係をより深めるものとして期待を寄せられていました。

大きな特徴としては、シームレスにビデオ有無を切り替えられることがあります。スマートフォンから視聴中に別アプリやホーム画面に移行した場合でも、音声はバックグラウンドで再生され続けます。そこから再びSpotifyに戻れば、音声はそのままにビデオありで視聴を続けることが可能です。

ビデオポッドキャストの視聴は誰でも無料でアクセスすることができます。その一方、選ばれたごくわずかなクリエイターしか作成することができませんでした。

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順次提供範囲を拡大

今回Spotifyは、ビデオポッドキャストを制作できるクリエイターの拡充を発表しました。既存のポッドキャストに動画を追加したいもしくは動画コンテンツ自体を配信したいと考えているクリエイターは、ウェイティングリストに登録することで順次利用できるようになるとのことです。大多数のクリエイターが配信できるようになることで、Spotifyがビデオコンテンツプラットフォームとしての立ち位置を獲得する可能性も出てきました。

提供範囲拡大に伴い、Spotifyが提供するポッドキャスト制作プラットフォーム Anchor上でビデオポッドキャスト制作ができることも発表されています。

ビデオポッドキャストの仕様

Anchor上で制作できるビデオポッドキャストについて、現在以下の仕様となっていることが判明しています。

  • ビデオのアスペクト比は16:9を推奨し、形式は.movと.mp4のみに対応
  • ライブストリーミングには非対応
  • 既存のポッドキャストに対してビデオを追加可能
  • 収益化の方法としてPaid Podcast Subscriptions(有料サブスクリプション)とAds by Anchor(広告)を提供予定

また、ビデオポッドキャストの利用申請をするためにはいくつかの質問に答える必要があるようです。ビデオ配信有無やポッドキャスト配信中かどうか、国籍などを聞かれる形となって

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【12月6日更新】メディアのサブスクリプションを学ぶための記事まとめ

デジタルメディアの生き残りを賭けた戦略の中で世界的に注目を集めているサブスクリプション。月額の有料購読をしてもらい、会員IDを軸に読者との長期的な関係を構築。ウェブのコンテンツだけでなく、ポッドキャストやニュースレター、オンライン/オフラインのイベント事業などメディアの立体的なビジネスモデルをサブスクリプションを中核に組み立てていく流れもあります。

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