株式会社売れるネット広告社は、福岡県を放送エリアとするラジオ局株式会社CROSS FMと業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携により、両社はラジオ広告のデジタル化や効果測定の高度化を推進していきます。
売れるネット広告社は、インターネット広告を中心としたマーケティング支援サービスを提供してきました。同社は「世界中をダイレクトマーケティングだらけにする!」というビジョンを掲げ、マスコミ四媒体への進出を目指しており、今回の提携を機に事業領域をラジオ媒体にも拡大します。
提携に基づき、両社は3つの取り組みを共同で推進します。まず、深夜帯の広告枠を活用した「成果報酬型新マーケットプレイス事業」の企画・開発に取り組む予定です。

また、ラジオ広告の効果測定プラットフォームを協力して開発します。この新たなプラットフォームにより、広告主はラジオ広告の費用対効果を可視化した結果に基づきPDCAを回すことや、A/Bテストの実施により広告を最適化することが可能となります。
さらに、ラジオ放送と連動したデジタル広告の企画・開発も計画しています。ラジオ番組を動画コンテンツとし、インターネット配信を行うほか、収録した動画を動画広告やデジタル広告として活用するなど、多様なメディアでの活用を目指して検討を進める予定です。
CROSS FMの堀江貴文代表取締役会長は「電波を使った、大実験をしよう」をコピーに掲げ、従来のラジオ局にはない新しい施策に取り組んでいます。今回の提携もその一環と言えるでしょう。一方、売れるネット広告社の代表取締役社長(CEO)加藤公一レオ氏は、CROSS FMへの出資も行い、同社の取締役(CMO)に就任しています。この人事交流により、両社の連携はより強固なものになると予想されます。

日本の広告市場において、2023年のインターネット広告費は3兆3,330億円と過去最高を更新しました。一方で、ラジオを含むマスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディア)の広告費も、2兆3,161億円と大きな市場規模です。特に、ラジオは前年比100.9%の1,139億円と堅調な推移を見せている媒体であり、今回の提携によりラジオとデジタルの強みを組み合わせることで新たな広告価値の創出が期待されます。