株式会社Wallabeeは、同社が提供するGEOプラットフォーム「Optyino.ai」に蓄積されたAI回答ログをもとに、生成AI回答におけるYouTube引用傾向を業界別に分析した調査結果を公開しました。
調査対象は15業界・75プロンプト・10種類のAIモデルによる合計59,440件のAI回答です。調査期間は2025年8月11日から2026年5月11日までとなっています。
分析の結果、YouTubeが引用元として含まれた回答は10,122件で、全体の引用率は17.0%でした。AI回答の情報源がWeb記事や公式サイトにとどまらず、動画コンテンツにも広がっていることが示されています。
業界別では「PC・スマホ・通信」が31.5%で最も高く、回答5,389件中1,695件でYouTubeが引用されました。2位は「家電・生活家電」で26.5%(5,436件中1,438件)、3位は「メンズ美容・日用品」で21.3%(4,017件中854件)となっています。

4位には「AI・GEO・教育」の18.6%(3,026件中563件)、5位には「美容・コスメ」の17.8%(5,406件中963件)が続きました。上位業界ではスペック比較やレビュー、設定方法の解説など、視覚的な説明が有効な情報が多い点が共通しています。
一方で引用率が低かったのは「物流・倉庫」で2.7%にとどまり、最上位との差は約12倍に達しました。「保険・金融」も低い水準となっており、制度情報や業務フロー、公式データなどテキストベースの情報が重視される業界では動画の引用が少ない傾向がみられます。
AIモデル別では、Bing Copilotが2,854件中2,129件と74.6%で最も高い引用率を示しました。Google AI Overviewは38.2%(6,156件中2,352件)、Google AI Modeは33.5%(8,589件中2,876件)と続いています。

Wallabeeは今回の結果から、GEO対策ではAIモデルごとの引用傾向を個別に把握することが重要だと指摘しています。また、業界によって「AIに選ばれるコンテンツの形」が異なるため、自社業界の引用傾向を踏まえた情報資産の設計が求められるとしています。




