急速な落ち込みで赤字転落の「ワシントン・ポスト」、100名規模のレイオフ実施か

サブスクリプション転換の優等生と見られてきたワシントン・ポストですが、ニューヨーク・タイムズによれば2022年には赤字に転落する見通しだということです。有料のサブスクリプションは300万人を下回り、デジタル広告収入は上半期、約7000万ドルに落ち込んでいるそう…

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<p>WASHINGTON – MAY 31: A man walks past The Washington Post building May 31, 2005 in Washington, DC. The current edition of Vanity Fair reports that retired FBI official Mark Felt was the “Deep Throat” source who spoke to two Washington Post reporters about the Watergate scandal that forced President Richard Nixon to resign in 1974.  (Photo by Joe Raedle/Getty Images)</p>

サブスクリプション転換の優等生と見られてきたワシントン・ポストですが、ニューヨーク・タイムズによれば2022年には赤字に転落する見通しだということです。有料のサブスクリプションは300万人を下回り、デジタル広告収入は上半期、約7000万ドルに落ち込んでいるそうです(前年同期比15%減)。

ワシントン・ポストは米国の首都ワシントンDCを拠点とし、米国で最も強力で世界的にも尊敬を受けるメディアです。昨年1月6日の米国連邦議会議事堂での暴動に関する報道では、公共サービス部門のピューリッツァー賞を受賞しています。ただし、ドナルド・トランプ前大統領に関する報道で伸びた側面もあり、その後の成長ではニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルに差をつけられているようです。


《前田邦宏》

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前田邦宏

前田邦宏

メディアイノベーション見習いスタッフ。海外調査の最新動向を担当。分野を問わず、調べ物が好き。

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