IASがGood-Loopと提携、デジタル広告のCO2排出量計測を提供

Integral Ad Science(IAS)は広告プラットフォームを提供するGood-Loopと提携し、広告主がデジタル広告キャンペーンで発生する二酸化炭素排出量を計測できるようにします。

今回のGood-Loopとの提携により、IASのレポーティングプラットフォームであるIAS Signal(管理画面)にGood-Loopの二酸化炭素計測ソリューションを統合。広告主は、シームレスにデジタル広告の二酸化炭素排出量を計測、確認できます。

IASのプラットフォームを利用する広告主はGood-Loopからのデータフィードにより、環境へ広告キャンペーン全体が及ぼす影響を詳細に分析し、削減に役立てることが可能です。

何兆ものリアルタイム・オークションを可能にする計算能力が必要となるプログラマティック広告のエコシステムは、大量の二酸化炭素が排出されています。広告予算11万5000ドル(約1650万円)、2000万インプレッション(CPMが6ドル、約860円)の広告キャンペーンの二酸化炭素排出量をGood-Loopのオンライン炭素計算機で計算すると、約5.4トンの二酸化炭素を排出していることになります。この量は、米国の平均的な消費者が1年間で生産する二酸化炭素量の約3分の1と同量です。

Good-Loopは、B Corporation(社会や環境のための事業を行っている企業に発行される世界的な民間認証制度)の認証を受けた企業で、ネット・カーボン・ネガティブ(二酸化炭素を含む温室効果ガスの排出量より、大気からの吸収量が多い状態)な企業としても認定されています。

IASとGood-Loopが開発した二酸化炭素排出量計測ツールのテストには、ヘルスケアブランドのSanofiと、メディアサービスプロバイダーのOmnicom Media Group(OMG)が参加します。

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