毎日新聞社は2026年4月7日(火)から5月28日(木)にかけて、ニュース配信サービス「毎日新聞デジタル」のアプリリニューアルに合わせたキャンペーンを実施します。スタンダードプランの「1カ月自動更新」を初めて利用するユーザーを対象に、最初の2カ月を無料で提供するもので、3カ月目以降は通常料金の月額1,078円(税込)で自動更新される仕組みです。
新聞社系デジタルメディアが有料会員の獲得に苦戦するなか、毎日新聞デジタルが打ち出したのは「アプリ体験の抜本的な刷新」と「無料トライアルによる入口の拡大」という二段構えの戦略です。
5つの機能で「読む体験」を再設計
今回のリニューアルで新たに整備された主な機能は5つです。
まず「ダイジェスト」は、編集長が選ぶ「今日の重要ニュース」3本を毎日配信するもので、各記事を端的な要約と3つのポイントに凝縮しています。情報過多の時代に、何を読むべきかを編集の目線で絞り込む機能は、時間の限られたビジネスパーソンにとって実用的な価値があります。
次に「わたし専用」タブでは、フォローした連載や地域ニュース、保存した記事を一元管理し、過去1週間分をタイムライン形式で遡れます。週末にまとめて情報を振り返るという使い方を想定した設計で、ニュースアプリにありがちな「見逃し」の課題に応えています。
「さがす」機能では、ランキングや編集局おすすめ記事に加え、政治・経済からエンタメまで関心テーマを深掘りできます。「今日の記事」は365日24時間リアルタイムで更新され、朝・昼・夕・夜のリズムに合わせて情報を整理して届けます。そして「朝夕刊」機能では、1面トップから社会面まで紙面の編集構成のまま縦スクロールで一覧でき、小さな記事も見逃しにくい設計になっています。
スタンダードプランの充実したコンテンツ
スタンダードプランでは、朝刊・夕刊を含むすべての有料記事が読み放題となるほか、ウォール・ストリート・ジャーナルの日本語版・英語版・中国語版も利用できます。記者や専門家によるウェブ限定の特集・連載・コラム、ニュースレターや多様なジャンル別メールマガジンの有料記事も対象です。将棋・囲碁の棋譜中継や「毎日パズル」での数独・クロスワードといったエンターテインメント要素も含まれており、情報収集だけにとどまらない幅広い利用シーンを想定しています。
注目すべきは、独自ポイント「まいポ」を軸にした「まいにちポイントくらぶ」の存在です。対象記事の閲覧、脳トレクイズなどのゲーム、提携ネットショップでの購買など、複数の行動でポイントを獲得でき、1まいポ=1円相当として電子マネー・ギフトコード・他社ポイント・現金に交換できます。
このサービスは有料プラン(スタンダード・プレミアム)の契約者および宅配購読者が追加料金なしで利用できます。ポイントプログラムは単なる特典ではなく、ユーザーをアプリに毎日アクセスさせる「習慣化」の仕掛けとして機能します。記事を読むだけでなく、ゲームやショッピングを通じてポイントを貯めるという行動が日常化すれば、解約率の低下につながる可能性があります。




