米ローカルメディアの苦境と再生モデル【Media Innovation Weekly】10/27号

・米国の地域報道は20年で約4割消滅し、多くの人がニュースの空白地帯にいる
・新聞の衰退と広告モデルの崩壊により、地域情報を支える仕組みが大きく変わっている
・新しい地域メディアや公共放送の再生、地域と協力した報道モデルで危機に対処し始めている

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おはようございます。Media Innovationの土本です。今週の「Media Innovation Newsletter」をお届けします。

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今週のテーマ解説 米ローカルメディアの苦境と再生モデル

ノースウェスタン大学メディル校が10月に公表したローカルメディアの年次報告「The State of Local News 2025」は、アメリカの地域報道の危機を定量的に示すものです。

過去20年でローカル新聞の約4割が消滅し、全米で約5,000万人が「地域ニュースの空白地帯」に暮らしています。新聞離れは止まらず、AIや検索の変化でオンライン流入も激減。広告モデルの崩壊に拍車がかかる一方、トランプ政権の攻撃を受けた公共放送の財政危機も重なり、地方から報道の灯が消えつつあります。


《Manabu Tsuchimoto》

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Manabu Tsuchimoto

Manabu Tsuchimoto

デジタルメディア大好きな「Media Innovation」の責任者。株式会社イード。1984年山口県生まれ。2000年に個人でゲームメディアを立ち上げ、その後売却。いまはイードでデジタルメディアの事業統括やM&Aなど。メディアについて語りたい方、相談事など気軽にメッセージください。

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