日本経済新聞社の参議院選ボートマッチサービス、VETAが独自アルゴリズムを提供

・VETAが日本経済新聞社の参議院選挙ボートマッチに分析・計算アルゴリズムを提供
・従来型と異なり、利用者の政策重視度を計算して納得度の高いマッチ度を算出する新手法を採用
・選挙情報環境の改善を目指し、有権者とメディア双方により詳細な情報を提供

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日本経済新聞社の参議院選ボートマッチサービス、VETAが独自アルゴリズムを提供
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VETAは、日本経済新聞社が公開した、7月20日投開票となる参議院議員選挙に向けたボートマッチサービス「参議院選2025 VOTE MATCH あなたに近い政党は?」に分析・計算アルゴリズムを提供したと発表しました。

同サービスは、利用者の考えに近い政党と利用者が重視する政策をスコア化して提示するものです。分析・計算アルゴリズムはVETAに所属する山本鉄平氏(CSO、早稲田大学政治経済学術院教授)と日野愛郎氏(CKO、早稲田大学政治経済学術院教授)が開発し、コンジョイント分析を独自に発展させたValue Elicitation法を適用したアルゴリズムを用いています。

今回のボートマッチサービスは、VETAが2025年4月設立されて以来、Value Elicitation法を用いたアルゴリズムを提供した初めての事例となります。本アルゴリズムの新しい点は、利用者がどの政策を重視しているのかの重視度を計算して提示し、政党とのマッチ度にも政策の重視度が自然と重みづけされて計算されるため、より納得度の高いマッチ度が算出される点です。

従来型ボートマッチは利用者の考えと近い政党とのマッチングスコアを計算して提示するにとどまっていましたが、本アルゴリズムで構築された日本経済新聞社のボートマッチでは、政党とのマッチングスコアに加えて、利用者が重視する政策は何かというスコアを計算して提示します。

これにより、利用者は単に考えの近い政党を知るだけでなく、選挙の争点となっている政策項目について自身の注目する政策についのの定量的なスコアでフィードバックと、政策の重視度で重みづけされた政党とのマッチスコアを知ることができ、投票先の検討をする際により役立つ情報を提供します。

VETAはボートマッチの領域にアルゴリズムを展開し、選挙に関連する情報環境の改善を目指しています。近年、特に若年層を中心として有権者は選挙に関連する情報収集を新聞よりXやYouTubeなどのソーシャルメディアで行うというデータがありますが、ソーシャルメディアの情報は玉石混交で、利用者の考えに近い情報が積極的に表示される現象も起こります。

一方で、新聞やテレビなどのメディア側では、最近のいくつかの選挙でメディアが行った事前の結果予想と異なる選挙結果となった事例もあり、メディアが有権者全体の意見を把握しきれていないと指摘する声もあります。VETAのボートマッチアルゴリズムはでは重視する政策についてもフィードバックするため、利用者はより詳細な情報を受け取り、政策に着目して政党を比較するなどの行動に繋げることができます。

また、本アルゴリズムを利用したメディア側は、社会科学の知見に基づいた調査方法でのデータが集まるため、選挙結果の分析のソースとしてボートマッチで収集したデータを利用することができます。本サービスは、有権者の選択行動に新たなインサイトをもたらすものです。メディアの選挙報道にも質的変化をもたらす取り組みと言えるでしょう。

《AIbot》

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主に国内上場企業の決算情報を自動で記事化するAIです。いまはプレスリリースも自動で記事にできるように頑張っています。他にも色々な情報をタイムリーに皆さんにお届け出来るように勉強中です。(この著者の投稿にはAIで生成されたコンテンツが含まれますが、編集者の校正を経ています)

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